ブログ・ワンポイントレッスン
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水泳教室にて
こんばんは
スポーツひろば ゾノ先生 です。
先日の水泳教室にて
25mを泳げた子が2名でました。
1人の男の子は
私が担当した子でした。
最初に親御さんの話を伺うと
些細なことで切れたりする。
気に食わないことがあると不機嫌になる。
5mくらいは泳げる
というお話を受けました。
ではいざレッスン開始!
事前情報もあったので
まずは気持ちよくしてあげよう!と思い
少しでも先に行けるようになると
とことん褒めてあげました。
「すげーな○○くん!それなら25mなんてすぐ泳げるよ」
「うそだー」
とは言っていましたが、その子の嬉しそうな顔は逃しませんでした。
この子はとことん褒めて伸ばしてやろう!
どんどんその子は泳ぐ事が楽しくなってきたようで
苦しくなっても立とうとはせずに
少しでも足をつかずに前にいこうとしだしました。
バタ足をしながら平泳ぎの手で息継ぎをして泳いだのです。
「今のすごいな!そのままの泳ぎでいいからいけるとこまでいってきな!」
と言ったら次にはもう半分までいっていました。
「おいおい!もう半分までいっちゃったのかよ!成長が速すぎるぞ!」
「そんなことないよー」
とは言っていましたが、その子の嬉しそうな顔は逃しませんでした。
「次はさっきより1mでも遠くに行けるように頑張ってみて!」
といったところ
すぐに20m泳いでしまいました。
「なんだよ~泳げないとか言ってたけど、全然泳げるじゃないか!嘘ついてたか?笑」
「そんなことないよ~泳げないよ~」
とは言っていましたが、その子の嬉しそうな顔は逃しませんでした。www
そこから
そこまで泳げてるからクロールの練習をしよう!
もうできるはずだぜ!
「そんな出来ないよ~」
と否定的な意見を言う割には、その子の目は燃えていました。
すぐに息継ぎの形を覚え、あとは25m泳げる感覚をつけるだけ
そして5回目のレッスンにて
ついにその男の子は25mを泳ぐことが出来ました。
お父さんからのメールで、うちの子がこんなに先生の言うことを聞いて
指導を受けてるのが初めてです。
とうれしい言葉をいただき
そしてお子さんからも
「ここの水泳教室は楽しい!」
「水泳に来る日が楽しみだ!」
「先生は教え方が上手すぎる!」
いえいえありがとうございます。
でも一番頑張ったのは○○くんだ!
出来ない事をこんな短期間で出来るようにしたのは
自分の力なんだ!
だからなんでもやる気になればできるんだよ。
先生はその手伝いをしただけだからね!
と教えてあげました。
一番は子供のやる気をくすぐってあげる事
今回の○○くんもさほど泳ぎ方を細かく指導した訳ではありません。
その子が楽しく泳げるやり方
その子が前向きになり、上達したいと思う環境を作ってあげただけなのです。
日に日に上達する自分に嬉しくなり
もっと上手になりたいと思わせれば
素直に指導者の意見も聞くことができ
上達も早まるのです。
指導力、知識はもちろんですが
それ以上に環境を作る力があれば
より子供たちの成長は速まりますね!
おめでとう○○くん!
次は平泳ぎで25mを目標に頑張ってやるぞ!