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ブログ・ワンポイントレッスン

レッスンでの出来事

先日の水泳レッスン

おはようございます。


スポーツひろば ゾノ先生 です。



先日水泳個人レッスンを行いました。


今回のお子さんは


小学校2年生の女の子


スイミングには1年ほど通っている


今だ5mも泳げない


泳げなくてスイミング通うのが嫌になってきている


というお子さんでした。



早速プールに入ってレッスン開始!


泳がせてみると


「けのび」の形はだいぶいい状態


この調子ならば5m以上は泳げるはず!


しかし!!


3mほどで立ってしまう。


「あれ??どうしたの??」


「苦しいの・・・」


そっか


じゃあまずはその場で潜ってみよう!


10秒は潜れる・・・


じゃあ「けのび」で!


3mで立つ・・・



その場で10秒潜る事はできるが


泳ぎだすと息が持たない。



こんな状態が20分続きました。


このままでは、苦手意識が先行してしまう


どうしようかな?


と思っていたら


一回前に顔を上げて、そのまま泳ぎ続けて5mまで泳ぎました。



ここだっ!



この「けのび」の練習をしていても


無駄な時間を消費してしまうので


まずは泳げる実感を体験してもらおう!


と思い。


通常のスイミング指導とは違う形をとりました。



「○○ちゃん!苦しいなら我慢しなくていいよ!」


「え?でもそれじゃあ立っちゃうよ」


「今前に顔上げて息継ぎが出来たよ!それを続けてどんどん泳いじゃおう!」



以前このブログで紹介した


足はバタ足


手は平泳ぎで行う



バタ平泳法です。



泳ぎたい気持ちはさきほどの息継ぎで確認できたので


あとは平泳ぎの手の動かし方を練習しました。


すると・・・


いきなり10m


「すごい!○○ちゃんいきなり10mじゃない!」


「本当だ!泳げたー!」


と喜んでいました。


じゃあどんどん距離をあとは伸ばしてみよう!



子供もすごく練習に前向きに取り組み始めました。


最終的に半分を過ぎて


18mくらい泳ぐことができました。



「先生!お母さんに言わないでね!私から報告したいから!」


「了解であります!」



通常の水泳指導だと


まずはけのびで距離を伸ばして


バタ足で距離を伸ばし


クロールを行う


という流れですが


子供によっても得意不得意があり


その子に合わせたカスタマイズでも良いのではないかと思います。



その子はスイミングのテストがあるのですが


今回の練習でスイミングのテストに合格する目標は達成できませんでしたが


泳ぐ事の楽しさ


泳げる様になる喜びは


十分すぎるほど感じれるようになりました。


「たくさん練習したけど、泳げなかったのが泳げるようになった」


このことが大きな心の進歩です。



技術を上げる事が指導ではなく


「気持ち」であったり「意欲」を上げる事も指導者の


役目だと思います。



枠にとらわれず


そのお子さんに合わせた指導で


伸ばせていけると良いですね。




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