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子供の騒音問題
この数日の間2件の子供の騒音に関する話題がでました。
○<マンション騒音>幼児の足音巡り36万円賠償命令 東京
既にご存知の方もいらっしゃると思いますが
「親のしつけ」
が問題です。夜中の2時~3時の間に暴れているような音があり
注意をしに行ったら親は「文句があるなら建物に言ってくれ」と言ったそうです。
こんな自己中心的な発言はありません!
確かに子供は家で飛んだり跳ねたりするでしょう。
ただマンションに住んでいるのならば、ある程度控えなくてはいけないし
時間帯も気にしなくてはただの迷惑になってしまいます。
判決として、「騒音が夜間、階下に及ばないよう、父親は男児をしつけるのが当然だ」として賠償命令が下されました。
いくら子供だからと言って、許される範囲と許されない範囲があります。
それを教えるのが親の役目であって、その親がこんな発言をしてしまっては
子供の成長は望めないのではないでしょうか?
○公園の噴水遊びを騒音認定、「基準値越す」と使用停止に 東京
これはどうでしょう?
「西東京いこいの森公園」の噴水だそうです。
近くに住む女性が、午前8時~午後7時の間の基準値が50デシベルと定められており
その場所では60デシベルだったそうです。
10月2日からこの噴水は停止しているそうです。
先ほどの足音に関してはしつけや親の注意で、どうにでもなります。
しかし、子どもの遊び場として開放されているのに
こういった訴訟で、遊び場を奪っていくのはちょっとどうかな?と思います。
そういった場所に行けば子どもは、思いっきり遊ぶでしょう。
皆さんが子どもの頃もそうだったと思います。
ただでさえ、そういった場所は多くはありません。
最近では子どもの道路の落書きですら、注意が入るようです。
ろう石とかでもう道路に書けないのです。
以前は道路で遊ぶのは、子どもの基本でしたが…
そのような場所を大人は奪っても良いのでしょうか?
子どものしつけられる範囲であれば、クレームが必要だと思いますが
この訴訟に関しては、いささか疑問を感じます。
即停止とかでは無く、時間帯制限を設ける等の処置があるのではないかと思います。
この即停止が事例として出てしまった為、今後が懸念されます。
例えば小学校の運動会でも、放送がたくさん入ったり、出し物によっては音楽も流れます。
これに対して、基準値オーバーだから即停止となったら、子どもの楽しみは
大人がどんどん奪っていってしまうことになってしまいます。
今回のこの二つの訴訟ですが、子どもに対するしつけの問題
子どもに対するもっと広い心を持つ事。
今一度自分自身が子どもの頃の事を思い起こし
子どもの行動に対して、厳しい目とあたたかい目で見る事が必要なのではないでしょうか。