ブログ・ワンポイントレッスン
水泳レッスン
25mが短期間で泳げる様になるやり方②
こんにちは
スポーツひろば ゾノ先生 です。
前回の続き
どうせ出来ないし!
が口癖の子が25mクロールを達成し
平泳ぎも出来る様に!
前回は50mクロールを達成できました。
さて今回は
依頼の「平泳ぎ」です。
ではここで
本人に平泳ぎをどんなイメージを持っているのか
実際にやってもらいました。
「出来ない事は知ってる
でも出来るところもあったらそこは活かしたいからイメージで良いからやってみて!」
やってみると・・・
予想通り
ある程度は足のイメージや手のイメージはあるが
手足を同時にバタバタ動かしてしまっているので
思うように進んでいない事が出来ない原因でした。
では平泳ぎはどう指導するか?
「平泳ぎって全部4のリズムで出来てる
まずは足から!
①足を曲げる
②足首を曲げる
③伸ばして
④足を閉じる
この手順通りやれば大丈夫。
でも②が一番難しいから、ここだけまずは補助入れるぞー
さぁやってみよう」
特にこの平泳ぎのあおり足は
自分の視界の外で高度な足の動きを要求されるので難しいとされています。
私は身体全体を支えてあげて、顔を上げた状態で
①の足を曲げたら
プールの壁に足の裏を付けさせて
②の足首を返す感覚を取らせています。
最初のイメージの段階である程度のあおり足は出来ていたので
少しの練習でクリア!
「さぁ次は手の4リズムだ!
まずは手を合わせてるのが0でスタートするぞー
①両手を外側に向ける
②手をかく!
③手を合わせる
④手を伸ばす
以上!
で!顔を上げるタイミングなんだけど
②で顔を上げるぞ!
さぁやってみよう」
最初はこちらが手を持って
かく時の大きさや
かくコースなどを補助してあげながら
指導します。
特に顔を上げるタイミングが③になる子が多いです。
そうすると腰が落ちた時に顔を上げるので沈みます。
②のタイミングで上げる事が大事です。
「足はバタ足で良いから
苦しくなってきたら、この4のリズムで手をかいてごらん!」
最初はぎこちないものの
しっかりと息継ぎが出来る様になってきました。
上半身の動きをクリア!
「じゃあ上半身と下半身の動きを合わせるけど
難しく考えないで
足の4が終わって、手の4をやろう!
足の4が終わってないのに手の①を始めると崩れるから
一つ一つで良いからやってごらん!」
そしてやってみると・・・
足の4をやってる最中は上半身が伸びているので
足の推進力が手の動きに殺されずにスムーズに進むことが出来ます。
手の4の最中に足を動かすと
顔は上がり膝が曲がる状態になり
この状態が一番沈んでしまいます。そして前へ進まず下へ行くので出来ない!となるので
手の4をやってる最中は足を動かさないで
手の4が終わって初めて足の4をスタートさせる事を徹底しました。
そして足の4手の4が完成してから10分後
もう彼は平泳ぎで25mを泳げていました。
「出来たじゃん!すげーじゃーん!!」
とほめたたえると彼はちょっと大人になって照れくさそうにしていました。
今回は平泳ぎでした。
平泳ぎはどのタイミングで何をやれば良いのかがわかりずらく
とにかく頑張れはクロールであればごまかしはきくのですが
平泳ぎはごまかせません。
しっかりとやる事を明確にし彼に伝えたことで成功に導くことが出来ました!
お母さんはまさか1日で出来るとは思っても見なく
眼鏡を忘れ達成が見られなかったそうです涙
次回に最終確認としてご予約頂いたので
その時にみてもらいましょう!