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【跳び箱】跳ぶにつなげる感覚作り
こんばんは。
スポーツひろばの今村こころです。
7月の運動テーマは
【跳び箱運動】
開脚跳び(縦・横)
閉脚跳び
台上前転
…等々、様々な技に向けてレッスンを行っています。
跳び箱は、様々な動作が連結している一連の動きから構成されています。
スポーツひろばでは、それらの動作の1つ1つをつなげていく、それができるへの近道!という段階的な指導法を行っています。
今回はその一部をご紹介します。
跳び箱の最も大切な(難しい)部分は
【腕を支点とした重心移動】
です。
この動きを習得する為に行う感覚運動は
【カエル】です。
両手をパーにして同時に床につき、その後左右に開いた足で両足ジャンプをしながら、前に進みます。
「手、足、手、足」
「バン、ピョン、バン、ピョン」
など具体的な体の部位やイメージがしやすい擬音等を使いながら子どもたちに伝えます。
慣れてきたら、
このカエルで【川跳び】に挑戦していきます。
マットを縦に並べたその隙間を川に見立ててあります。向こう岸に腕を伸ばし、手をついてから、ジャンプして両足で着地。川を越えていきます。
指導員「川に落ちない様にね〜!」
子ども「落ちちゃったら?」
指導員「アマゾン川だから、ワニにたべられちゃう」
子ども「ぎゃあー」
…等々、ちょっとストーリー性を持たせると跳び箱の練習です!だけではなく楽しい雰囲気に様変わりも。子ども達の気持ちも乗っていきます。
このマットでの川跳びは、平地であり実際の跳び箱のように高低差がありません。
なので、次の段階としては、実際の跳び箱に条件を近づけるために、平均台や跳び箱を使った昇り降りや、飛び乗り降り等の基本動作に取り組み、跳び箱を跳ぶという感覚を作っていきます。
とにかくいきなり跳ぶ!
跳べないけどそれをとにかく繰り返す!
気合い・根性(これも大切ですけどね)!
ではなく、1つ1つの動作をまずは切り離して考えてみることが大切だなと感じます。その1つ1つの動作は、跳び箱だけではなく、他の体育種目や専門スポーツにも共通し、役に立つものでもあります。技の習得をめざすけれども、それに縛られずに運動に取り組んでほしい、それが最終的に様々な技の習得や楽しさにつながるのではないでしょうか。
そんなこんなで・・・、
跳べた時の喜びはひとしお!
「バン、ピョン!」
「っっっしゃああああああ!」
この様な事実を沢山作ってあげられる先生を目指して、のこり7月も子どもたちと一緒に跳び箱を頑張っていきたいと思います!
いよいよあさってからは2016夏合宿(水泳)です!
レポートもお楽しみに!