こんにちは

スポーツひろば　ゾノ先生　です。

先日のレッスンでのことです。

水泳の個人レッスンを行いました。

普段教室にも来てくれている女の子です。

地元のスイミングもかよっているけど

半分から先がどうしても泳げない。

8月の最後に記録会があるから

それまでにはなんとか25mを泳げる様にしたい！とのことでした。

では早速泳いでみてもらいましょう！

面かぶりのクロールで泳げるところまで

泳いでね！

といったら

なんと！ノーブレスで半分までいっちゃいました

〇〇ちゃん！すごいね～！

息つぎ無しで半分だったらすぐ25m泳げちゃうよ！

〇〇ちゃんは笑顔になりました。

お母さんのお話で

なかなか上手になれないから

今まで何回か個人指導はお願いしようと思っていたのですが

子どもが水泳いやだと嫌がっていて・・・

今回は記録会もあるのでお願いしたのです。

との事でした。

じゃあそしたら、泳げるところまで頑張って泳いでみて

と言いました。

そして〇〇ちゃんは泳ぎ始めます。

息継ぎ出来てます。

あれ？ちょっと息継ぎが・・・

と思って半分まで来たところで

立ってしまいました。

どうしてもこれから先に泳げない・・・

なるほど。

〇〇ちゃんは苦しくてたっちゃうのかな？

そう。どうしてもここで苦しくなっちゃう。

なるほど。

私が〇〇ちゃんの泳ぎを見て思ったのは

３のリズムで右と左で両方で息継ぎをしていたのです。

クロールの基本の息継ぎとして

３のリズムで交互に息継ぎするやり方はあってはいるのですが

〇〇ちゃんは左の息継ぎが非常に苦手でした。

そこで私は

〇〇ちゃん。左手の息継ぎ難しくない？

うん。うまくできないかな。

そうしたら、左やらなくても良いよ！

右手の息継ぎがすごい上手だから

右手の息つぎだけでやってみようか！

そうしたら、きっと苦しくなくて泳げるよ！

そして右手の息継ぎだけのやり方を何回かやった後に

じゃあ行けるところまでおよいでごらん！

そして泳ぎ始めた右手だけの息つぎでの25m挑戦

なんと一回目で泳いでしまいました！

すごいじゃん！25m泳げたじゃん！

うん。苦しくなくて出来た！

ここまで開始わずか20分。

終わった後にお母さんがあっという間に泳げてビックリしましたと言っていました。

今回はベースはしっかりと出来ていました。

しかし

苦手な部分を一生懸命やりすぎてしまって

やる気が下がって行ってしまった。

だったら得意な部分だけでまずは泳げる様にして

自信を付けてからでもいいのではないか？

無理やり型にはめすぎてしまい出来ないのでは

もったいないですよね。

指導者として、そこが見抜ける目も必要です。

初めて25m泳げた時の笑顔は

とてもいい笑顔でしたよ。