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「出来ない!」その言葉が出来なくさせている
こんばんは
スポーツひろば ゾノ先生 です。
昨日、文京区で行っている
「縄跳び教室」の全4回が終了しました。
ここで最後に全員に
「二重跳びを一回でもいいから跳ぶ」
という課題を出しました。
もちろん現時点で出来ていない子もいます。
そういう子は必ずと言っていいほど
「ええ~無理」
「出来ないよ~」
というのです。
そうです。
やる前からあきらめてしまっているのです。
でも問題はありません。
私は個別に課題を与え
「先生は出来ないと思う課題は与えない
今までの君を見て出来ると思う課題を与えてる
だから挑戦だけしてごらん」
と言います。
そうすると一回しか出来なかった子は
連続で2回・3回とできる様になり
5回の目標をクリアします。
1回も出来なかった子は
1回を必ず出来ると思っているので
出来るようになりました。
これには全4回の準備をかんがえました。
最初に必ず100回跳びをやらせて
一人ひとりに修正するべき点を毎回伝えて直しました。
最後だったのでテスト形式で
全員一人ずつ個別で対応しました。
対象の子の実力は全4回でおおむね把握しているので
個別に課題を与えます。
1回でも二重跳びが出来ている子には連続5回を
5回以上出来ている子には10回・20回と課題を与えています。
そうするとほとんどの子が設定目標を達成することが出来きたのです。
私自身スポーツひろばでも一つの約束を設けています。
「出来ない!」
と言わないこと。
言葉にはある意味で魔力があると思っています。
出来ないというと、自分は出来ないんだと思ってやるので
頑張る事が出来ずに結果出来ない
そして言うのが
「ほら!出来ないでしょ?」
はじめからあきらめていますから出来るはずがありません。
そして、本当にその子にあった課題を出していないかもしれません。
さらに、そのための準備をしていない可能性もあるかもしれません。
子どもに課題を出すときには
完全な準備が必要です。
そしてその子に合わせた技が出来るレベルに
到達しているのかどうかを見極める目も必要となってきます。
なので、その子の実力をしっかりと把握しなくてはいけません。
高すぎる課題は言い訳の原因です。
しかし、「出来なーい」と言っている子供も
あっている課題だと「出来るかもしれないけど・・・」と思っています。
そんな課題を与えてあげる事で
乗り越える事が出来るのです。
子どもをしっかりとみて
そして把握して
準備をすることで
その子にあった課題をだし
達成させるのです。
今回参加してくれた子供のお母さんからも
「まったくやる気無い状態で参加したのですが
こんなに頑張って縄跳びをやっている姿は初めてです」
とお言葉を頂きました。
文京区の体育塾
次回はマット運動と跳び箱になります。
段階的な指導法で
さらなる飛躍を子供たちに教えてあげればと思います。