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障がい児の運動会参加の是非を問う
こんばんは
スポーツひろば ゾノ先生 です。
秋の運動会のシーズンが始まりました。
スポーツひろばのレッスンでも運動会に向けての
個人指導依頼が増えてきております。
しかし
その中で発達に遅れのあるお子さんや、支援級クラスのお子さんが
同一プログラムを行う学校もあるようです。
個人指導に来る親御さんも
「うちの子には正直厳しいと思いますが・・・」
と嘆きのお言葉の方も少なくありません。
もちろんスポーツひろばなので、なんとか出来るように工夫を凝らしますが
学校サイドの指導はどうなのかというと
「これが出来るように練習しておいてください」
ほぼ家庭に丸投げ状態です。
こんな状態で参加して、正直意味があるのか?
もし全員参加を掲げるのであれば、指導面も含めて、
目標を設定し出来る範囲の事をやらせるのではいけないのか?
特に組体操はかなりハードルが高いです。
組み体操なのに、家でどう練習しろと?
生徒全員が障害に理解があり助け合い
そして、障害体育に詳しい指導者がいて
目標を設定して、その目標が達成できない場合の代替え案
もあるならば、良いと思いますが
ほぼ気合いでなんとかせい!
的な感じ
これでは余計に運動に対する意識は低下するのではないだろうか?
もちろん出来る限りの所までは、努力することも必要だろうが
あくまでスタンスは
出来ない場合はこれでしょうがないね・・・
的なマイナスのイメージが先行してしまう。
たとえば
低学年のうちから
高学年の組体操に向けた段階的に体育を行い
組体操に向けた体つくりをしておく
そして、その子の段階に応じた技を行うのではどうだろうか?
その子があと少し頑張れば出来る技を目標にすることで
頑張れるのではないだろうか?
あまりに高すぎる目標はやる気を失い
そして、出来なかったときの喪失感は大きい
さらに親御さんの「うちの子が足をひっぱっているんじゃないか?」と心配もしてしまう。
そして出来なかったときの、疎外感も大きいのではないだろうか?
確かに全員で完成させることが出来た時の
感動が大きいのが組体操だ
だけど、その一方で取り残される可能性のある子も理解してほしいと思う
障害があるからこそ
丁寧な指導、その子の気持ちや身体の特性を理解した上での指導
それがあってこそ初めて、全員参加が可能になるのではないだろうか
障害のある子が運動会が憂鬱になったり
親御さんが心配しないためにも
障害特性に精通し
且つ
運動にも精通している指導者
これが必要不可欠だと
私は思う。